先月だったか、ある小説の文庫本を読む。
その本には「リツゼン」っていう鍛錬法が紹介されている。
漢字で「立禅」と書いて「立って行う禅」のことだと。
「中国拳法のある流派から始まった鍛錬法の一つだと。
姿勢としてはこうやるらしい。
「肩幅に足を開いてやや内股で立ち、股関節とひざを少し曲げて、
ほんの少し、かかとを浮かせたよう。両手は顔の高さにあり、
大きな球体を抱えるような姿勢。両手の指先は開いて、
柳の枝のように下がっている。」
この姿勢のまま30分でも60分でも立ちっぱなしらしい。
つまりこの姿勢で無理せず立っていられたらいいらしい。
*文庫本「ひかりの魔女」著者「山本甲士」